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 競馬雑貨小話  フランス競馬の歴史、競馬雑貨などの豆知識と、その魅力・・・ フランス雑貨 オ・ランデヴー・デ・ザベイユ
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フランス競馬雑貨
ブランドって実は競馬用語からきているのである。ブランドはもともと貴族の競走馬に付けられた焼きごてのこと。これがそのうちに馬の皮製品、すなわち馬具、鞍などに付けられるようになり、これによって、革製品のメーカーをブランドと呼ぶようになってきたのである。エルメス、セリーヌ、ロンシャン・・・いわゆるブランドは、馬具屋さん出身である。
エルメスのスカーフに蹄鉄などが描かれていることがあるが、これもそのいわれの一つ。蹄鉄は魔よけの意味もあり、馬小屋に大きな蹄鉄をぶら下げて結婚式をするところなどもあるそうだ。

フランス競馬 サラブレットというのは、父親をたどってゆくと、すべて3頭の馬に行き当たる。ブルボン王朝のルイ15世が飼っていた馬の中に、 そのうちの一頭がいるのである。これに目を付けたイギリス人が買っていったことによって、イギリスにてその血統が始まったのである。
サラブレットといえば、フランス語でPUR SANG。PURは純なという意味で、SANGは血である。要するに純血ということである。純血、すなわち、父親がこの3頭のうちのどれかであることを意味している。

フランス雑貨の中でも、レース(馬のレースでなく、denntelle(ドンテル)、レースのカーテンのレースの意)はルイ15世のポンパドゥール婦人が濃く関係しているし、競馬もまたヨーロッパ貴族文化なのである。

ロンシャン競馬場というのは、ナポレオン3世によって開かれた競馬場だが、シャンという畑という意味は競馬場の場という意味もあり、シャン・ドゥ・クースといえば競馬場という意味で今も使われている。そして、エッフェル塔の下にシャン・ド・マルス公園という大きな公園があるが、これも元競馬場で、捉えられたルイ16世やマリーアントワネットもここへ招かれている。
シャンゼリーゼのシャンも同じ単語である。

フランス競馬雑貨ってなにがある?
日本のように、お土産が当たり前の世界ではない。日本のように、競馬自体は特殊なものではなく、ある意味職人気質の普通の職業の一つでもあるから、お土産を買うなんて習慣はない。
が、当然世界中から多くの人が訪れるから、少々はグッズショップにおいてある。
マグカップフランス競馬雑貨 レーシングプログラム、ネクタイ、ライター、ビデオ、DVD、本、鉛筆、ペン、傘、カレンダー、キーホルダー、ハットやキャップ・・・。一番のお土産は、大きなレースの場合だったら、そのレーシングプログラムが最たるものだろう。
このレーシングプログラムは、どのレースも同じという訳ではない。通常は、モノクロの両面A3刷りの物しか置いていないが、G1ともなると、いくつかはカラーの冊子が作られる。
また、ポスターなどももらえることがあり、そのレースの記念になる。
凱旋門賞の場合、オフィシャルブックが作られるが、この表紙は前年の勝ち馬になっている。いつの日か、日本の馬が勝つことがあれば、翌年のオフィシャルブックの表紙を飾ることになる。

エルメス賞
フランス競馬 エルメス賞 3歳牝馬の2100メートル戦。シャンティ競馬場にて行われる。通称フランスオークスである。
このレースは正確にはディアヌ賞というが、ずーっとエルメスがスポンサーであるので、エルメス賞のほうが通りがよい。
毎年、どこかの国がテーマとなって、レースの合間にその国の馬事文化が紹介される。これが見ていて結構楽しい。アルゼンチン、ブラジル、チュニジア、ポーランドなどが近年行われている。
また、この日は女性客が特に多い。そして、目一杯目立つ格好、おしゃれをして競馬場に訪れる日でもある。
カメラに撮られることも目的に来ている女性もたくさんいる。最も目立つところ、意識すべきところは帽子の部分である。巨大、可愛らしい、滑稽なものが見られる(写真下)。6月の第二日曜に開催される。馬好きでなくとも一度は体感してみたい、ここでこの日しか味わえない雰囲気である。

エルメス賞 アイス型帽子 エルメス賞 鳥型の帽子 エルメス賞 お花いっぱいの巨大帽子

ジョッケクリュブ賞
フランス競馬 ジョッケクリュブ賞 3歳のダービーとも言われるレース。シャンティ競馬場で開催。このレースも毎年イベントが開催されるが、毎年比較して楽しいのは、このレース出走馬の紹介シーンである。子供がポニーに乗ったり、歩いたりしながら、出走馬の旗をもって入場してくるシーンが可愛らしい。
このレースから、世界のトップホースになった馬はたくさんいる。6月第一日曜に開催される。

凱旋門賞
フランス競馬 凱旋門賞 実質、世界一決定戦である。日本の馬も何頭か挑戦しているが、いまだ勝った馬はいない。2着が最高である。多くはヨーロッパの各国のチャンピオンが集まるわけだが、国別に応援雰囲気も違って、国際感あふれるレースである。ここ数年は、日本の馬も多く挑戦していて、エルコンドルパサー、マンハッタンカフェ、タップダンスシチー、そしてディープインパクトと多くの挑戦馬がいる。開催週は、凱旋門賞の広告でパリ市内はあふれかえる。以前は、メトロ1号線の車体が凱旋門賞デザインのものが毎年走っていた。10月第一日曜日に開催。

ジャックルマロワ賞他
ジャックルマロワ賞は、男と女という映画で有名な、ドーヴィル競馬場で行われる。ここは、ナポレオン3世の弟、モルニー公によって開かれた街であり、競馬場である。フランスの有名な避暑地、観光地にはきまって競馬場が存在する。大きなレースのあるときは、大きなイベントや観光客の集まる時期で、競馬開催=その他のイベントという図式がフランスでは成り立つのである。
このレースは、日本のタイキシャトルが勝ったことで有名なレースでもあるが、他、シーキングザパールが日本初の海外G1を勝ったことでも有名である。
また、他にも、エルコンドルパサーが勝った、サンクルー大賞のあるサンクルー競馬場や、凱旋門賞以上の盛り上がりを見せる1月最終日曜開催のアメリカ賞(トロット)などもある。

詳しくは、姉妹サイトのフランス競馬、凱旋門賞のサイトにて
詳しくは、ブログ・凱旋門賞への道、フランス競馬ブログ親父
詳しくは、ブログ・フランス競馬ブログ親父の日本の競馬予想

 
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