フランス雑貨、ブロカント、カフェ雑貨、お土産 フランス雑貨、ブロカント、カフェ雑貨、お土産
 カフェオレボウル小話  カフェオレボウルの豆知識、お手入れ方法など フランス雑貨 オ・ランデヴー・デ・ザベイユ
フランス雑貨トップ商品小話>カフェオレボウル小話
  フランスの陶磁器たち  
  本来、日本語のカタカナ発音表記だとボル・アン・ファイアンスとなるのだろうが、ここは、聞こえるとおり、ボル・オン・ファイオンスでゆく。
陶磁器という言葉があるが、陶器と磁器にわかれ、これらをあわせて陶磁器という。陶器はフランス語でfaience。磁器はporcelaine。フランスで有名な焼き物があるが、リモージュ、セーブル、ルーアンなどがこれに当たる。
リモージュは磁器で、絵柄が手書きだったり、コップなどの内側にシールを貼ったりして焼く。白磁に金色のデザインなどで有名。白磁のままのものもある。
セーブルも同じく磁器。デザインが優雅なことが知られており、博物館もある。これは、パリ南西郊外のセーブル市。パリからトラムに乗って行くことができる。
ルーアンは陶器。かわいらしいデザインでカンペールに影響を与えているらしい。デザインは素朴な感じ。
 
     
  カフェオレボウルにまつわるものたち  
 

Bolボルは形のごとく、スープ類を入れるものだが、その使われ方は人それぞれ。
カフェオレボウルもカフェオレだけの専売特許というわけではない。何を入れても良い。
アンティークのカフェオレボウルは、主に蚤の市や市中のブロカントで手に入るが、新品のカフェオレボウルも当然あり、これらは街中で買うことはできる。が、やはり、雰囲気という点では、新品はアンティークのカフェオレボウルにには勝てない。いわゆる味というものだ。

コーヒーはフランスの場合、17世紀にマルセイユの港に入ってきたようであるが、ウィーンなどは、街を包囲したトルコ軍が退却したときに、置き去りにされた袋の中にコーヒー豆がたくさん入っていたらしい。
17〜18世紀のヨーロッパは、フランスのブルボン王朝とオーストリアのハプスブルグ王朝の二大王朝時代である。その二つの文化の交流の最たるものが、マリーアントワネットとルイ16世の結婚であるかもしれない。

ウィーンにもカフェオレというものは存在する。これを、ウィーンではメランジェカフェというが、メランジェという単語は、フランス語でかき混ぜるという意味だ。
クロワッサン、ブリオッシュ・・・というヴィエノワーズリーは、マリーアントワネットとともにフランスへやってきた。
いつのことなのかはわからないが、カフェオレはフランスからウィーンへ行ったのかもしれない。もっとも、コーヒーにミルクを入れたのは、フランスが最初というわけではないようだ。
ベルギーでは、カフェオレを頼んでも、いわゆるカフェオレではなく、コーヒーが出てくることがある。通じないわけではない。

チェコのカフェオレボウル 2大王朝の影響であるのかどうか、カフェオレボウルはヨーロッパのあちこちで作られている。蚤の市ではフランス、ベルギー、チェコ(写真左)、オランダなどの物をよく見かける。
また、フランスの植民地であった、マグレブ諸国(チュニジア、アルジェリア、モロッコ)のカフェオレボウルもあり、マグレブのモチーフ 星と月これらは、モチーフに星と月(写真右)が使われており、イスラム文化を色濃く残すデザインとなっている。モロッコのものが多いようだ。ちなみに、この地方の食べ物のクスクスは、パリでも一時大流行して、クスクスのお店が増えたが、チュニジア人の話によると、チュニジア、アルジェリア、モロッコの順で甘くなっていくそうである。カフェオレボウルに、クスクスを入れて食べていた人がいるかもしれない。

 
     
  カフェオレボウルの窯元  
  カフェオレボウルでよく見かける窯元は、Digoin(ディゴワン)、Sarreguemines(サルグミン)、Gien(ジアン)、Badonviller(バドンヴィレー)、Luneville(リュネビル)、Hamage & Moulin des Loups(ムーラン・デ・ルー)、Creil(クレイユ)、Montereau(モントロー)、Quimper(カンペール)などである。
ディゴワン ディゴワン バドンヴィレー ムーラン・デ・ルー
ディゴワン ディゴワン バドンヴィレー ムーラン・デ・ルー
ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン
ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン ディゴワン・サルグミン
ジアン ジアン ジアン サンタモン
ジアン ジアン ジアン サンタモン
サルグミン サルグミン サルグミン サルグミン
サルグミン サルグミン サルグミン サルグミン

このうち、Gien(ジアン)は今でも窯元が存在している。パリ市内にもお店があるが、知っている限りでは、今のジアンは高級感あふれる感じで、手元にあるジアンのカフェオレボウルとはだいぶ雰囲気が違う。ジアンのアンティークカフェオレボウルは、ディゴワン、サルグミンほど見かけないが、結構味があってよいものが多い。


窯印は、あるものもあれば、ないものもある。窯印よりもカフェオレボウルのデザインが大事である。そのデザインが好きか嫌いか?これに尽きる。

20世紀後半に入って作られているものは、さすがに程度の良いものが多い。
しかしそれ以前であれば、なかなか完璧な状態であるものが少ない。

少しずつでも集めたカフェオレボウルが、棚に並び、これらが食卓の一部を飾っているのが、コレクター至福の時間である。

パリの万博が1900年に行われたことが影響しているのかどうかわからないが、このあたりからジャポニズムも、絵画のみならずカフェオレボウルのデザインに影響しているものもある。

われわれのコレクションの中から、皆様に少しで可愛がっていただけるような品物が、提供できればと思うしだいであります。
 
     
カフェオレボウル 商品のページへ  
フランス雑貨のお店情報 ブロカント、カフェオレボウルなど
お店情報
コンセプト
ブロカント
蚤の市
カフェ雑貨、カラフ、灰皿 フランス雑貨 フランス土産
カフェ雑貨
ノベルティ
フランス雑貨
日常雑貨
フランス雑貨の注文方法 アベイユ会員登録
注文方法
配送方法
アベイユ
会員登録
送料 よくある質問
送料、代金引換え手数料 FAQ
よくある質問
  フランス雑貨商品小話
  商品小話
豆知識
 

 特定商取引に基づく表記   お問い合わせ   サイトマップ   更新履歴   個人情報について
 お店情報   ブロカント   カフェ雑貨   フランス雑貨   注文方法   会員登録   送料   FAQ   商品小話
 カフェオレボウル   ブルボンキーホルダー   アンティークリネン   フランスカフェ雑貨   フランスお土産
フランス雑貨の店、オ・ランデヴー・デ・ザベイユ        Copyright2006rvabeille.com