バスク地方
フランスの南西部、スペイン国境あたりがバスク地方である。バスクはスペインとフランスにまたがっている。エリアとしては、スペイン部分が多く、ビルバオがバスクの首都である。
日本人に知られているところでは、かの、フランシスコ・ザビエルがバスク人である。
フランス側はこぎれいで、かわいらしい街が多い。フランス側の中心は、バイヨンヌということになろう。
バスク地方の名産物
バスクというと、有名なものは、ガトーバスクというお菓子、フランスのチョコレートの出発地、バイヨンヌの生ハム、espadrille(エスパドリーユ)(日本ではエスパドリューとも書かれる)という靴、とうがらし、そしてLe
linge Basque(バスク織)である。
Le linge Basqueバスク織
このバスク織は、どうやらフランス側で作られている。もちろんスペイン側でもフランス側でもこれらを手に入れることができる。
有名なところでは、アルティーガというメーカーで、ここの配下として存在している工場が多いようだ。
バスク織は、7本のラインが入っているのが特徴で、基本的には白にこの7本まとまったラインが、何箇所か入っているデザインだ。
バスクの国旗カラーは緑と赤であるゆえ、基本的なカラーとしては、ラインが緑と赤というものと、それ以外で多い基本カラーは紺色ラインと黄色ラインだ。この2色も単色でラインが作られているものと、混ざっているものがある。綿、綿麻混、麻のものがある。
テーブルクロスやランチョンマット、トーションなどがあり、バスクの家々や、レストランなどで日常的に使われている。
大きなバスク織が、家ののれん代わりにかけられていたりする光景も、ままみられ、かわいらしい。
シンプルなラインの組み合わせであるが、このバスク織があると、その場が明るい雰囲気になるから不思議だ。ラインが糸で織り込まれているものの方がより高級で、プリントされているものもある。プリントされているものはカラフルな色使いが多い。
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